2024.02.01
専門家
相続にかかわるプロ 弁護士
弁護士は『紛争案件の代理人』
弁護士さんはドラマ等で良く見る通りいうまでもなく法律の専門家です。
資格の難易度・社会的地位どちらも文系資格の最高峰と思います。
弁護士さんのポイントは
①民事・刑事などの裁判の専門家であるのは言うまでもないですが
②裁判に至らない紛争案件の代理人を務めることができます。
つまり、民事的な紛争があった場合に紛争の当事者からの代理権に基づいて
相手方と交渉できるのは弁護士さんだけです。
税理士や司法書士、行政書士など
他の専門家が代理人として相手方と交渉するのは弁護士法によって禁止されています。
これを非弁行為と言います。
相続で言うなら
相続人間で争いがある場合
例えば父が亡くなって母と子供2人の3人が相続人である場合を考えます。
3人で遺産分割に争いがあり合意に至らない場合、
母は自分での交渉が難しいと思えば弁護士さんに代理人として子供2人と交渉してもらうことができます。
この『代理人として交渉』が認められているのは弁護士だけです。
他の資格者も一般人にも認められていません。
当私も相続の仕事の際に相続人間で遺産分割の合意が難しい場合
(早い話が相続人間で仲が悪いのでそもそもコミュニケーション取れないケースも多いのですが)には、当然ですが、弁護士さんに入って頂いております。